えっ、こんな事でぎっくり腰に!ちょっとした動作で動けなくなってしまった

重いものを持つからぎっくり腰になるわけではない!年末の大掃除で起きた悲劇

私が30代の頃の年の暮れ、パートでの仕事を終え、次の日からはお正月休みだと浮かれていました。

年末の大掃除に向け、小学生の子供二人と張り切って、家中の掃除を始めました。

こびりついてしまった油を落としたり、普段出来ない様な場所を拭いたりと大忙しで動いていました。

たまにやっておけば苦労が無かったと後悔しつつ、私は、電球のかさを取り床にペッタリと座り込んで、電球のかさを雑巾で拭いていました。

ずっと立ちっぱなしだったので、ちょっとは楽をしないと、と思い座ってしまいました。

1つの電球のかさが綺麗になったので、私は元に戻す為に立ち上がろうとした時、鈍い感覚に襲われました。

「あれ?おかしいなぁー。」私は、自分の体が自分の意思で立ち上がれない事に気が付きました。

無理に立ち上がろうとすると、背中に激痛が走りました。

「嘘でしょ?何で?何で?く、苦しい。」

私は、腰から背中に走る電気の激痛と息苦しさから、怖くて動く事が出来なくなりました。

お昼になり、主人が仕事を終えて、帰宅して来ました。

子供達が、「お母さん、動けないんだって。」というと、慌てて部屋に来て、座っている私を見て、「やっちゃったね。」と一言言われました。

何を、やってしまったのだろう…。私が、考えていると、主人が、「ぎっくり腰だよ。立てる?」と聞かれ、私は、首を横に振りました。

主人に抱えられながら、何とかリビングまでは行ったのですが、少し動く度に、激痛で涙が止まりませんでした。

主人はトイレに近い部屋に布団を運び、暫くは動かない様に言われました。

が、トイレに行くにも、廊下を這ってトイレに着く迄に時間が掛かり、情けない気持ちと息苦しさと腰の痛みで、涙ばかりが流れてきました。

病院に行くにも、立ち上がる事すら出来ないので、断念して安静にする事にしました。

大掃除の後片付けは、主人と子供達が片付けてくれました。

お正月休みの一週間は、本当の寝正月で、初詣や実家に帰る事すら出来ませんでした。

不思議な事に、ぎっくり腰の時に限って、普段出ないくしゃみが連発したり、トイレに行く回数がやたらと増えたりで、その度に、「ウゥ~。」とか「アァ~。」とかと言葉にならない声を発していました。

ほんの些細な行動でぎっくり腰になるんだと思いました。

それまで、腰の痛みというのはあまり感じませんでしたが、ぎっくり腰になり、その辛さを身に染みて感じました。

他国では、ぎっくり腰の事を「魔女の一撃」と言うそうです。本当に、一瞬に一撃を喰らった様な気がしました。

あれから、私は腰痛持ちになりましたが、ぎっくり腰にならないように、日々、気を付けながら生活を送っています。